Bridge To Kyoto
京都をベースに、「アーバニスト・イン・レジデンス」プログラムのための場づくりを開始します。
旅と越境、移動のなかで、「都市」というテーマを考えるWebメディア、「Traveling Circus of Urbanism(アーバニズムの旅するサーカス)」を2018年6月にスタートさせてから、1年以上が経ちました。さまざまな土地に足を運び、建築・街づくり・不動産など都市に関わる多くの実践者と出会い、対話をし、共に街を歩き、食卓を囲み、将来のプロジェクトのアイデアを語り合うなかで、こうしたざらざらとしたリアルな場所感覚や土臭さを、もっと多くの人と共有出来ればと思いました。「台北のこの建築家、東京の○○さんに紹介したら面白いかも。」「サンフランシスコのこの実践、京都の文脈でしても面白いかも。」そんなアイデアはいつもあります。けれど全てを行動にうつすことは難しく、そして海外事例が無批判に消費されやすい日本で、Webメディアで事例を紹介することの限界も感じていました。行き着いた答えは、具体的な場をつくる、ということです。
Bridge to Kyoto
は「都市」をテーマにした、建築・街づくり・不動産など都市に関わる実践者のための「アーバニスト・イン・レジデンス」です。オンラインのプラットフォームであるWebメディア「Traveling Circus of Urbanism(アーバニズムの旅するサーカス)」と、京都の古い物件を自分達の手で改修したオフラインのスペースを上手く交差させながら、世界中からアーバニストを受け入れ、国内の建築・街づくりの実践者と交流し、コラボレーションが生まれるきっかけをつくりたいと思っています。
地域の活性化を目的としたアーティスト・イン・レジデンスが注目を集める一方で、より地域の課題解決や長期的なコラボレーションを目的としたアーバニスト・イン・レジデンスの可能性が、近年注目を集め始めています。海外の街づくりの事例をそのままコピーアンドペーストすることは出来なくとも、お互いから学ぶことはできるはず。グローバルな目線で、ローカルに活動することで、国境を超えた建築・街づくりプロジェクトが生まれる可能性を追求したいと思っています。
今回特にこだわったのは、1年前から実践しているゼロ・ウェイスト。
電力は100%自然エネルギーを使用し、可能な限り手作りやリサイクル用品にこだわったり、プラスチックや使い捨てのゴミを出さないように務めるなど、施設全体でサステイナブルな住まいを実践するようにしています。ゼロ・ウェイストをテーマにしたワークショップなども定期的に開催予定です。
Bridge to Kyoto海外からの実践者受け入れを中心としつつも、「都市」をテーマにした小規模のイベントやワークショップなどのアイデアを常に受け付けています。興味がある方は、
こちらからお気軽にご連絡ください。